次期新型車両「N700S」、2020年7月運転開始

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東海道・山陽新幹線の最新車両といえば、「N700A」。これに次ぐ次期新型車両「N700S」量産車の仕様と投入計画が発表されました。

JR東海によれば、安全性・安定性、快適性・利便性や異常時の対応能力が向上し、ランニングコストの低減を図った車両となるそうです。これまでの「N700S確認試験車」による走行試験の結果を踏まえて、2020年度からN700系の置き換えとして量産車が投入される予定です。営業運転の開始時期は2020年7月予定とのこと。

投入されるN700S量産車は、2020年度に12編成、2021年度に14編成、2022年度に14編成で、3年間で40編成の予定。

2020年度に12編成が投入されることから、単純に月間1編成が順次投入されていくと考えると、7月の営業運転開始時に運用可能なN700Sはおよそ3~4編成。検査や予備等を考えると、実際の営業運転に使用できるのは、当初2~3編成程度になるものと考えられます。仮に、東京~新大阪間を2時間半、東京駅での折返しに15分、新大阪での折返しに45分をかけるとすると、東海道新幹線区間(東京~新大阪間)の1往復はおよそ3時間半。新幹線は6~24時の18時間運転が可能なので、これを3.5時間で割ると5往復強。2編成が5往復すると、合計で10往復。N700Sが山陽新幹線(新大阪以西)への乗り入れを行わないと仮定すると、おおよそ1時間に1本程度の列車をN700Sで運転できそうです。