ドクターイエロー運転日予報の振り返りと改善:後編

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当サイト「新幹線時刻表」では、毎月、ドクターイエローの「のぞみ検測」について運転日の予報を発表しています。この予報に初めて挑戦したのは、2015年1月(2月の運転日予報)でした。それから3年以上が経過しましたので、今後より精度の高い予報を提供するため、ここで「ふりかえり」としてこれまでの予報を再確認してみます。今回は記事の「後編」として、実際に予報の精度を高めるための計算を行ってみます。

当サイトの予報では、月の上旬、中旬、下旬について、計算により得られた各日の「(検測が行われる)確率」を算出し、その可能性が高い順に「のぞみ検測」が行われると見込まれる日程の候補をいくつかリストアップしています。以下、いくつかリストアップしたうち予報順位1位の日程で実際に「のぞみ検測」が行われれば「◎ アタリ」、予報順位2位・3位の日程であれば「○ アタリ」、それ以外を「× ハズレ」と表記することとします。

さて。前回の記事(ドクターイエロー運転日予報の振り返りと改善:前編)では、「のぞみ検測」の間隔を考慮にいれることについて触れました。実際に、その計算とは、どのようなものでしょうか。

2015年4月から2018年3月まで、過去3年分の検測108回分について検測の間隔を整理したものが、次のリストです。

  1. 9日 …… 49回
  2. 10日 …… 24回
  3. 11日 …… 14回
  4. 12日 …… 14回
  5. 13日 …… 3回
  6. 14日 …… 4回

たとえば、2017年11月を例にとって考えてみます。このとき、実際に「のぞみ検測」が行われたのは、11/08・09、20・21、29・30の3往復(日付は2日間で下り・上りの順)でした。これまでの計算方法では、11/06、15、26を予報順位1位としており、「× ハズレ」「× ハズレ」「× ハズレ」となっていました。検測日の間隔も考慮に入れて計算した場合、前月(10月)の最後の検測が10/30だったため、次の11月上旬の検測は、その9~14日後の日程で検討すべきです。指折り数えてみると11/08が9日後にあたり、計算による確率は100%の一択。実際に、11月上旬の検測は11/09・10に行われました。中旬の検測を考えると、同様に11/20が12日後にあたり一択。実際の検測も11/20・21に行われています。最後、11月下旬の検測は11/29が9日後になって、やはりこれも一択。実際の検測も、見事に11/29・30で行われました。結果、検測日の間隔を考慮に入れたことにより、「◎ アタリ」「◎ アタリ」「◎ アタリ」と成績の大幅な改善がみられました。

これを、2015年4月~2018年3月の3年間に適用してみました。

従来の計算方法では、3年間で予報順位1位の「◎ アタリ」は50回、2位・3位の「○ アタリ」は40回、それ以外の「× ハズレ」は18回でした。ところが、検測日の間隔を考慮に入れて再計算したところ、予報順位1位の「◎ アタリ」が78回(28回増)、2位・3位の「○ アタリ」が26回(14回減)、それ以外の「× ハズレ」が4回(14回減)になりました。実際の検測日が予報順位1位(◎ アタリ)だった場合を33点、2位・3位(○ アタリ)だった場合を20点、それ以外(× ハズレ)の場合を0点として採点(1ヶ月間で100点満点、3年間で3,600点満点)すると、従来の計算方法は2,467点、間隔を考慮に入れて計算すると3,120点(653点アップ)となります。3年間での3,600点満点を100点満点に換算すると68.53点と86.67点。だいぶ成績が伸びているようです。

従来の方法で「◎ アタリ」だった50回のうち、新しい方法で「◎アタリ」になるのは45回、2位・3位の「○ アタリ」が5回。「× ハズレ」への大幅な転落はゼロ回でした。従来の方法で2位・3位「○ アタリ」だった40回は、新しい方法で23回の「◎アタリ」と16回の2位・3位(○アタリ)と1回の「× ハズレ」に。従来の方法で18回だった「× ハズレ」は、新しい方法によって10回の「◎ アタリ」と5回の「○ アタリ」、3回の「×ハズレ」になりました。つまり、新しい方法による「◎ アタリ」78回のうち、元「◎ アタリ」出身は約58%で、残る約42%は「○ アタリ」や「× ハズレ」からのランクアップ。また、新しい方法による「×ハズレ」4回は、元「○ アタリ」からのランクダウンが1回と、従来の方法でも「× ハズレ」だったものが3回。おおよその傾向として、成績の良いものはそのままで、成績の悪いものは良い方向にという変化がみられました。

このことから、検測日の間隔を考慮する新しい計算方法を採用すると、予報の精度を高めて、「◎ アタリ」となる確率を高められることが分かります。

ということで、今後(2018年6月以降)のドクターイエローの運転日予報には、この新しい計算方法を利用してみることにします。今後の予報精度の向上に、どうぞご期待ください。