2016年春のダイヤ改正概要発表

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2016年3月に実施されるダイヤ改正の概要が、JR各社から発表されました。今回の改正日は2016/03/26(土)。東海道新幹線では、今年3月より開始された285km/h運転を一部の臨時「のぞみ」や「こだま」にも拡大。その他、細かな見直しや変更はあるものの、東海道・山陽・九州新幹線としては小規模なダイヤ改正となりそうです。

なお、改正日については、先に発表された北海道新幹線(新青森~新函館北斗)の開業に合わせて、例年より1~2週間遅い3月最終土曜となりました。北海道新幹線の開業日が例年のダイヤ改正より遅い日付なのは、雪による影響をできるだけ避けたいためではないか、とのこと[出典]。

ダイヤ改正の主なポイントは以下のとおりです。

早朝・深夜「のぞみ」「こだま」の所要時間短縮

早朝・深夜の「のぞみ」3本を最高速度285km/hで運転し、東京~新大阪間の所要時間が3分短縮されます。

スピードアップ(285km/h運転)する下り「のぞみ」

のぞみ201
【改正前】東京 06:43 → 新大阪 09:16
【改正後】東京 06:43 → 新大阪 09:13 (3分短縮、所要2時間30分)
のぞみ263
【改正前】東京 21:10 → 新大阪 23:39
【改正後】東京 21:10 → 新大阪 23:36 (3分短縮、所要2時間26分)

スピードアップ(285km/h運転)する上り「のぞみ」

のぞみ204
【改正前】新大阪 06:13 → 東京 08:43
【改正後】新大阪 06:16 → 東京 08:43 (3分短縮、所要2時間27分)

早朝・深夜の「こだま」5本を最高速度285km/hで運転し、始発・終着駅間の所要時間が1~4分短縮されます。700系でも運転可能な時刻で運転されている「こだま」をN700系本来の性能で運転することにより、時間短縮が可能になりました。

スピードアップ(285km/h運転)する下り「こだま」

こだま693
【改正前】静岡 06:05 → 新大阪 08:10
【改正後】静岡 06:07 → 新大阪 08:10 (2分短縮)
こだま703
【改正前】東京 21:43 → 浜松 23:29
【改正後】東京 21:43 → 浜松 23:25 (4分短縮)
こだま705
【改正前】東京 22:10 → 静岡 23:26
【改正後】東京 22:10 → 静岡 23:22 (4分短縮)

スピードアップ(285km/h運転)する上り「こだま」

こだま702
【改正前】浜松 06:18 → 東京 08:10
【改正後】浜松 06:20 → 東京 08:10 (2分短縮)
こだま704
【改正前】静岡 07:02 → 東京 08:20
【改正前】静岡 07:03 → 東京 08:20 (1分短縮)

日中の下り臨時「のぞみ」5本の所要時間を短縮

東京発11時~15時台の“23分発”臨時「のぞみ」5本を最高速度285km/hで運転。東京~新大阪間の所要時間は、現行から3分短縮、日中時間帯では最短の2時間30分になります。

これは、東京~新大阪間を2時間33分で走行する2本の臨時「のぞみ」を運転する時間枠を使って実現しています。たとえば、臨時「のぞみ285」(東京 13:23 → 新大阪 15:53)は、東京駅を臨時「のぞみ357」(東京 13:23 → 新大阪 15:56)の時刻で発車して、新大阪駅に臨時「のぞみ355」(東京 13:20 → 新大阪 15:53)の時刻で到着します。

2本の列車(2時間33分の「のぞみ」)が運転できる時間枠を使って1本の列車(285km/h運転する「のぞみ」)を運転するため、当然、運転できる列車の本数が1本減ってしまいます。そこで、多客期には従来の臨時「のぞみ」を2本運転し、それ以外の時期に285km/h運転する臨時「のぞみ」1本を運転する調整が図られるそうです。

のぞみ281
東京 11:23 → 新大阪 13:53
※臨時「のぞみ281」の運転日には、臨時「のぞみ331」(東京 11:20 → 新大阪 13:53)と臨時「のぞみ333」(東京 11:23 → 新大阪 13:56)は運転されません。
のぞみ283
東京 12:23 → 新大阪 14:53
※臨時「のぞみ283」の運転日には、臨時「のぞみ343」(東京 12:20 → 新大阪 14:53)と臨時「のぞみ345」(東京 12:23 → 新大阪 14:56)は運転されません。
のぞみ285
東京 13:23 → 新大阪 15:53
※臨時「のぞみ285」の運転日には、臨時「のぞみ355」(東京 13:20 → 新大阪 15:53)と臨時「のぞみ357」(東京 13:23 → 新大阪 15:56)は運転されません。
のぞみ287
東京 14:23 → 新大阪 16:53
※臨時「のぞみ287」の運転日には、臨時「のぞみ367」(東京 14:20 → 新大阪 16:53)と臨時「のぞみ369」(東京 14:23 → 新大阪 16:56)は運転されません。
のぞみ289
東京 15:23 → 新大阪 17:53
※臨時「のぞみ289」の運転日には、臨時「のぞみ379」(東京 15:20 → 新大阪 17:53)と臨時「のぞみ381」(東京 15:23 → 新大阪 17:56)は運転されません。

東京着22時台の臨時「のぞみ」を増発

東京22:50着の上り臨時「のぞみ422」(新大阪 20:13 → 東京 22:50)が増発されます。年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの繁忙期に加えて、コンサート等のイベント開催時にこの列車を運転し、指定席を取りやすくするそうです。

長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)、大阪ドーム(京セラドーム大阪)、南港・WTCオープンエアスタジアムなど、大阪エリアの大きなイベント会場は、新大阪駅からはいずれも30分圏(※乗り換え時間を含まず計算)。大阪エリアで19時前後に終了するイベントに参加し、東京方面へ帰る際に、この臨時「のぞみ422」が利用できるイメージでしょうか。

この臨時「のぞみ422」の増発により、東京着22時台の上りの1時間あたりの「のぞみ」運転本数は最大10本。これにより、1時間あたり最大10本の「のぞみ」が運転可能な時間帯が拡大し、下りは東京発7~20時台、上りは東京着9~22時台が“「のぞみ」10本”の時間帯になります。

東海道新幹線で車内検札を一部省略

現在、東海道新幹線ですべての席・乗客に対して行われている車内検札が、ダイヤ改正後は一部で省略されます。

車内検札が省略されるのは、普通車指定席、グリーン車で指定席券に記載された座席を利用している場合。ただし、指定席券の記載と異なる座席を利用している場合には、車掌による検札が行われます。また、学生割引やジパング割引など利用に制限があるきっぷで乗車している場合には、利用資格の証明書等の提示を求められる場合があります。

なお、普通車自由席では、これまでどおり車内検札が行われます。

九州新幹線で一部列車の座席数拡大

「つばめ306」(現行:熊本 07:12 → 博多 08:01)で使用する車両を、現行の800系6両編成(定員384名)からN700系8両編成(同546名)に変更。162席の増加により着席チャンスが拡大します。

「つばめ」の所要時間短縮

早朝の「つばめ308」が、これまでより9分早く博多に到着します。(始発駅の鹿児島中央の発車時刻も2分繰り上げられます。)

つばめ308
【改正前】鹿児島中央 06:29 → 博多 08:21
【改正後】鹿児島中央 06:27 → 博多 08:12

週末のお出かけに便利な「さくら」「つばめ」の運転を継続

現在も週末を中心に運転されてる下記の臨時「さくら」、臨時「つばめ」が、引き続き同じ曜日で運転されます。

週末に運転される下り臨時「さくら」と臨時「つばめ」

  • さくら371 (博多 09:46 → 鹿児島中央 11:14) ※土曜運転
  • つばめ339 (博多 18:16 → 鹿児島中央 20:14) ※日曜・祝日運転
  • つばめ397 (博多 22:09 → 熊本 22:57) ※金・土・日曜・祝日運転

週末に運転される上り臨時「さくら」

  • さくら372 (鹿児島中央 08:15 → 博多 09:51) ※土・日曜・祝日運転
  • さくら390 (鹿児島中央 14:47 → 博多 16:23) ※日曜・祝日運転