ドクターイエロー運転時刻の推定、のぞみ検測編

この記事は約543ヶ月前に作成されました。
photo by Tetsuji Koyama

夏休みなので、自由研究。一般には公開されていない「ドクターイエロー」こと新幹線電気軌道総合試験車の運転時刻の推定に挑戦してみました。元にする情報は、一般に入手可能なデータのみ。東海道新幹線(東京~新大阪間)なら市販の時刻表に記載されている営業列車の本数が多く、運転時刻の手がかりを拾っていくことが可能でした。

なお、ここ数年の人気の高まりにより、駅のホームなどで他の方や業務に当たる方の迷惑となる行為に及ぶ方もいらっしゃるとか。あるいは、ご自身で気がつかないちょっとしたふるまいが検測の妨げになることもあるようです。珍しい黄色い新幹線の登場にはしゃいでしまう気持ちも分からないではないですが、落ち着いて、節度を持って行動しましょう。

さて。wikipediaによれば、ドクターイエローの運用は主要駅に停車する「のぞみ検測」と各駅に停車する「こだま検測」の2種類があって、いずれも営業時間帯での運転だそうです。「のぞみ検測」は比較的運転時刻が分かりやすいものの、「こだま検測」は割り出しに手間がかかるため、第1部「のぞみ検測」、第2部「こだま検測(下り)」、第3部「こだま検測(上り)」の豪華3部構成で運転時刻を推定してみます。

「のぞみ検測」の運転時刻

第1回目の今回は、この「のぞみ検測」について。以下、「新幹線時刻表」の独自研究によるデータとなります。JR公式のデータではありませんので、お取り扱いにご注意ください。なお、新幹線の運転時刻は15秒単位で定められていますが、一般には分刻みでの時刻のみ公開されているため、1~2分程度の誤差が生じますことをご了承ください。

「のぞみ検測」はおよそ10日に1回くらいのペースで、「のぞみ」の臨時列車が運転されない日に、その臨時列車と同じ時刻でドクターイエローを走行させて検測を行います。すでに多くのサイトで指摘されているデータによれば、下りは「のぞみ337」(東京 11:47→ 新大阪 14:20)、上りは「のぞみ386」(新大阪 16:23 → 東京 18:56)の時刻でドクターイエローが走るそうです。したがって、「のぞみ検測」の際のドクターイエローの運転時刻は、以下のとおり。

下り「のぞみ検測」(「のぞみ337」の運転時刻と同じ)
東京 11:47 → 品川 11:54 → 新横浜 12:06 → 名古屋 13:28着/13:29発 → 京都 14:05着/14:06発 → 新大阪 14:20
上り「のぞみ検測」(「のぞみ386」の運転時刻と同じ)
新大阪 16:23 → 京都 16:37着/16:39発 → 名古屋 17:15着/17:16発 → 新横浜 18:37 → 品川 18:49 → 東京 18:56

ドクターイエローが臨時列車と同じ時刻で走行することから、必然的に、下りの検測日は「のぞみ337」の運転日以外、上りの検測日は「のぞみ386」の運転日以外となります。したがって、検測の実施日は非公開ながら、ある程度の見当をつけることが可能です。

通過する各駅の時刻も加えると、以下のとおりとなります。通過時刻は当サイトによる推定時刻のため、1~2分程度前後している可能性がございますことをご了承ください。

「のぞみ検測」下り運転時刻(2014年ダイヤ、推定)

※「のぞみ337」の運転時刻と同じ、括弧書きは通過駅

東京11:47発
品川11:53着
11:54発
新横浜12:05着
12:06発
小田原(12:19頃通過)
熱海(12:25頃通過)
三島(12:31頃通過)
新富士(12:35頃通過)
静岡(12:43頃通過)
掛川(12:54頃通過)
浜松(13:00頃通過)
豊橋(13:08頃通過)
三河安城(13:18頃通過)
名古屋13:28着
13:29発
岐阜羽島(13:38頃通過)
米原(13:46頃通過)
京都14:05着
14:06発
新大阪14:20着

「のぞみ検測」下り運転時刻(2014年ダイヤ、推定)

※「のぞみ286」の運転時刻と同じ、括弧書きは通過駅

新大阪16:23発
京都16:37着
16:39発
米原(16:52頃通過)
岐阜羽島(17:06頃通過)
名古屋17:15着
17:16発
三河安城(17:24頃通過)
豊橋(17:34頃通過)
浜松(17:43頃通過)
掛川(17:48頃通過)
静岡(18:00頃通過)
新富士(18:07頃通過)
三島(18:11頃通過)
熱海(18:16頃通過)
小田原(18:23頃通過)
新横浜18:37着
18:38発
品川18:49着
18:50発
東京18:56着

繰り返しになりますが、ドクターイエローの運転時刻はJR公式のデータではありませんので、ご利用の際はご留意ください。また、お気付きの点がございましたらお知らせください。

ところで、各駅に停車しながら行われる「こだま検測」は、軌道関係の検測のために2ヶ月に1回、電気関係の検測のために3ヶ月に1回実施されます。「こだま検測」は臨時列車と同じ時刻での運転ではないため、「のぞみ検測」のような運転時刻の特定ができません。ただ、幸いなことに、東海道新幹線は「のぞみ」等の運転本数が多く、通過待ちのタイミング等をヒントに運転時刻を推定していくことが可能です。当サイト「新幹線時刻表」では、独自研究(夏休みの自由研究)として、ドクターイエロー「こだま検測」の各駅の時刻の算出も行いました。

長くなりますので、第2部「こだま検測(下り)」、第3部「こだま検測(上り)」として稿を改め、ドクターイエローの運転時刻を推定、紹介してまいります。